外壁に関する知りたいこと!リフォーム前にちょっぴりお勉強time
こんにちは!ニッショーホームです。
今回は外壁に関する、お客様からよくいただくご質問をまとめてみました。
さっそく行ってみましょう!
Q:日本の住宅で、一番多く使用されている外壁材は?
日本の住宅で最も多く使用されている外壁材の一つは サイディング です。特に、窯業系サイディングが広く普及しています。窯業系サイディングは、セメントと繊維を混ぜた素材で、耐久性があり、防火性にも優れています。また、デザインや色のバリエーションが豊富で、さまざまなスタイルに対応できるのも人気の理由です。
Q:チョーキング現象ってなあに?
外壁の表面を触った時にチョークのような粉状のものが付着する現象のことを【チョーキング】といいます。
※業者によったら【白亜化現象】と呼ぶこともあります。
チョーキングの原因は外壁の塗膜の劣化によって発生します。
毎日太陽の熱や雨、風を受けている外壁は塗料の中の成分がだんだんと分解され、劣化していきます。
この内【白色顔料(酸化チタン)】が粉に戻って外壁の表面に現れてしまいます。
触った時に付着する色は、白とは限らず、外壁の色によって変わります。
チョーキング現象の詳しいお話はこちらからどうぞ。
Q:チョーキングを放置するとどうなるの?
チョーキングを放置すると、いくつかのデメリットがあります:
- 外壁の劣化: 塗装が劣化しやすくなり、外壁がボロボロになります。結果として、塗装の剥がれやひび割れが目立つようになります。
- カビや藻の発生: 湿気がこもりやすくなり、外壁にカビや藻が生えるリスクが高まります。これにより、外観が悪くなるだけでなく、建物の構造にも影響が出る可能性があります。
- 美観の損失: チョーキングが進行すると、外壁の見た目が悪くなり、建物全体の美観を損ないます。
- 修繕コストの増加: チョーキングが進行しすぎると、修繕にかかるコストが増加します。定期的なメンテナンスを行わない場合、後々大規模な修繕が必要になることがあります。
- 防水性能の低下: 塗装の劣化によって防水性能が低下し、雨水が外壁に浸透しやすくなります。これにより、建物内部にもダメージが広がる可能性があります。
Q:ラジカル塗料ってなあに?
簡単に言えば、塗膜の劣化因子である「ラジカル」の発生を抑制する、ラジカル制御型酸化チタンを使用している塗料のことです。
塗料の成分の一つである酸化チタン(白色顔料)を多く使用している淡彩色での塗り替えをご検討の方には、おすすめの塗料です。
ラジカル塗料についての詳しいお話はこちらの記事で紹介しています。
Q:外壁塗装のタイミングっていつ?
1. 外壁の状態:
- 塗装が剥がれたり、ひび割れたりしている場合、塗り替えが必要です。
- 色あせやチョーキング(白い粉状のものが表面に現れる現象)が見られる場合も、塗装の劣化のサインです。
- サイディング壁の場合は、目地(壁と壁の継ぎ目)のコーキング材(シーリング材)がひび割れていたり欠落している場合も塗装のタイミングです。
コーキング材(シーリング材)についてはこちらの記事でもお話しています。
2. 塗装からの経過年数:
- 一般的には10年から15年が外壁塗装の寿命とされています。ただし、使用する塗料や気候条件により異なることもあります。
3. 気候条件:
- 梅雨や冬の寒い時期を避けるのがベストです。晴れた日が続く春や秋が理想的な時期と言われています。
4. 建物の状況:
- 新築の場合、最初の塗り替えは建築後約10年が目安です。その後は定期的に外壁の状態をチェックし、必要に応じて塗り替えを行います。
Q:工事はどんな業者にお願いしたらいいの?
まず第一に、担当者・職人が信頼できるのかを見極めることが大事です。
リフォームの内容によっては、お客様自身が目視で作業を確認できないこともあります。
見えない箇所も、手を抜かずに施工してくれる業者選びが必要です。
あとは、見積書の内容、金額などが適正なのかを知る必要があります。
そのため、いくら感じのいい営業だったとしても、必ず何社か相見積もりを取るようにしてください。
Q:外壁塗装で下塗りって必要なの?
下塗りは、外壁塗装工事において非常に重要な工程です!
下塗り材は、外壁材と上塗り塗料の密着性を高める大事な役割をもっています。
ここでポイントとなるのが、外壁材と下塗り材の相性です。
適した下塗り材を使用しないと、いくらハイグレードの上塗り材を選んでも、すぐに不具合が発生する可能性があります。
上塗り材にばかり目がいきがちですが、下塗り材が適切なものなのか担当者に一度確認してみてください。
Q:付帯部の塗装ってした方がいいの?
外壁塗装工事の「付帯部」とは、雨樋や雨戸、土台水切りなど外壁以外の箇所のことを指します。
結論から言うと、付帯部の塗装も一緒にすることをおすすめします。
雨樋や雨戸なども、経年でチョーキングや色褪せなどの劣化症状が発生します。
塗装することで、表面を保護することができます。
また、外壁だけをキレイにしたら、塗装していない箇所は思ってる以上に汚く見えてしまいます。
もう一つの理由としては、費用面です。
例えば、雨樋の塗装を別でしてしまうと、雨樋の塗装のためだけにまた足場を組まなくてはならなくなります。
足場代だけでも結構な金額になりますので、非常にもったいないです。
よく使われている塗料ってなに?
外壁塗装に使用される一般的な塗料には、いくつかの種類があります。
それぞれに特徴や適用範囲があります。以下に代表的な塗料をいくつか紹介します。
- アクリル塗料:価格が比較的安く、取り扱いやすい塗料です。ただし、耐久性が低いため、再塗装が必要な頻度が高くなります。
- ウレタン塗料:アクリル塗料よりも耐久性が高く、価格も手頃です。柔軟性があり、ひび割れに対して強い特性があります。
- シリコン塗料:ウレタン塗料よりもさらに耐久性が高く、雨や紫外線に強い特徴があります。コストパフォーマンスに優れており、広く使用されています。
- フッ素塗料:非常に耐久性が高く、長期間にわたって外壁を保護します。価格は高めですが、メンテナンスの頻度が少なく済むため、長い目で見れば経済的です。
- 無機塗料:フッ素塗料と同様に高い耐久性を持ち、汚れやカビに強い特性があります。最も高価な塗料の一つですが、その分長寿命です。
これらの塗料を選ぶ際には、建物の種類や立地条件、予算などを考慮する必要があります。
どの塗料が最適か、専門業者に相談するのも一つの手です。
さいごに
以上が、外壁についてよくある質問まとめでした☺️
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
