外壁塗装工事の流れと施工内容
今回は、外壁塗装工事の内容のお話をさせていただきます。
大まかな流れは、以下の通りです。
それでは、順番にお話していきます。
高所での作業となるため、足場は必須工事となります。
また、職人の転落防止や塗料などの飛散防止に、メッシュ状のシートを張ります。
足場には色々な種類がありますが、住宅の塗装ではくさび緊結式足場(ビケ足場)を使用するのが一般的です。
足場工事は、金属製の部材をハンマーで叩いて打ち込んでいくため、どうしても大きな音がでてしまいます。
お家は、365日24時間雨や風などにさらされているため、皆様が思っている以上に汚れています。
なので、塗装をする前にきれいに洗い流します。
汚れやチョーキング、藻やコケなどを除去していきます。
この時、外壁以外にも、サッシや土間などもついでにきれいにしちゃいます。
高圧洗浄は機械を使って洗っていくため、こちらも大きい音がでます。
下地調整は塗装する箇所を、塗装に適した状態にするための作業です。
外壁にクラック(ひび割れ)がある場合は、シーリング材やパテなどで補修します。
また、建材の種類や劣化状態によっては、表面をサンドペーパーなどで目荒らしして、密着性を高めることもあります。
要は、不具合がある箇所を補修する作業です。
塗装をするにあたって、塗装しない箇所(塗料がついたら具合が悪い箇所)を、保護する作業です。
開口部(窓など)は、すべてビニールで覆うので、工事期間中は開閉ができなくなります。
夏など、窓を開けてご就寝されたいなどのご希望がある場合は、お声かけしてもらえたらその日の作業終わりに、開閉できるようにさせていただきます。
よくご質問をいただきますが、エアコンや給湯器など、普段通りご使用いただけますのでご安心ください。
塗装する準備が整ったので、いよいよ塗っていきます。
まずは、下塗りからしていきます。
下塗りに使用する塗料は、既存の外壁材によって変わります。
下塗り塗料には、素材と中塗りの密着性を高める接着剤のような役割があります。
また、通常は1回塗りですが、素材の劣化状態によっては、2回3回と必要な場合もあります。
下塗りが完了したら、次は中塗りです。
中塗りは、塗料メーカーが指定する塗料を塗ります。
メーカーによっては、上塗りで使用する塗料で中塗りを行う場合もあります。
中塗りが終わると、最後は上塗りです。
仕上げとして塗る作業なので、仕上げ塗りと呼ぶこともあります。
外壁の塗装が終わったら、次は付帯部の塗装に入ります。
ここでいう付帯部とは、雨樋や雨戸、軒天、土台水切りや庇などの外壁以外の塗装箇所のことです。
基本的には、アルミ部以外を塗装します。
たまに、付帯部の塗装はいらないとおっしゃる方もいますが、外壁がきれいになると、塗装していない箇所がどうしてもくすんで見えます。
そのため、外壁と一緒に付帯部の塗装をすることをおすすめします。
塗装工事がすべて完了したら、足場を解体します。
塗装によってせっかくきれいになった外壁を傷つけないように、慎重に作業していきます。
足場を解体したら、お家の周りをお掃除します。
最終清掃が終わったら、お施主様と一緒にぐるりとご確認いただき、問題なければお引渡しとなります。
また、お引渡し後、施工中の写真と工事保証書をお渡しさせていただきます。
以上が、外壁塗装工事の流れとなります。
また、よくある質問として、お洗濯ものについて聞かれます。
工事期間中は、お洗濯ものはお外には干せません。
一番の理由は、単純に汚れてしまう可能性があるからです。
ご不便おかけしますが、部屋干しや乾燥機などでご対応お願いします。
お読みいただきありがとうございました😄